「インクリボン」ではなくって「インクフィルム」という呼び名であることは改めて知ったけれど、結局は二昔前のワープロ専用機なんかのインクリボンの幅広バージョンだと思えばいい。当時、インクリボンのカセットを使っていた方はご存じだと思うけれど、リボンのインクが塗られている部分のうち、文字の印影以外の領域は使われないままになっていたことに勿体なさを感じたのではなかろうか。この商品も結局はインクの塗られた部分のほとんどはそのままの状態で廃棄されてしまう。家庭用ファクス機のサイズの問題やコストの問題があるのは重々承知の上だけれど、どうしても印刷しなければならないファクスなんかがあると無駄をしているように思えてならない。インクフィルムを使うファクス機もそろそろ転換期を迎えて欲しい。