クリスマスのお返しかわりに、実家に仕込みの終わった牛筋を実家に持って行ってます。
今回届いたものはまだ解凍してないものもありますが、肉とバランスのいい感じのビーフシチューなんかに向いた肉質のような気がします。
一度さっとゆでこぼしてから、ザルにあけて給湯器の一番熱いお湯で丁寧に洗うとあくがほとんどでません。
粗悪な脂だらけの筋肉は、灰色の灰汁が際限なくわき出て家じゅうが獣臭くなったりするのですが、こちらの筋肉は脂多めでも油はラードのように白く、煮込む香りもブイヨンのようでした。
硬い赤身の肉とスジが絡んだようなものはビーフシチュー、平たいゴムのような真っ白なスジはおでん、脂身多めならスジ煮にするのがお気に入りです。
脂身多めの筋肉の場合は圧力なべだと完全に溶けてしまうので、たっぷりの水で保温調理機やトロ火で沸かす→冷ますを繰り返すと脂身から脂が抜けてスジがやわらかくなって美味しいです。
一晩おいて固まった脂を除くか、上のスープごと捨てるくらいの気持ちで層になった油を掬って捨てると、さっぱりしたスープが残ります。
脂を取り除くのを適当にすると、テカテカで胃もたれ必須ですが、それでカレーを作るのが好きです。