LUMIX-GX1の標準ズームレンズにつけて使用しています。使用目的は蝶の幼虫の拡大接写で、その目的には本商品は狙った通り働きをしてくれています。
カメラ本体のAFや露出コントロールなどオートで撮影できます。光学系の特性上、非常に被写体深度が浅くなりますので、フォーカスはシビアになりますが、カメラ側をスポットフォーカスにしてオートで合わしています。まぁ、ちょくちょくフォーカスは外れますが。フォーカスがシビアですので、卓上小型三脚と電子レリース(安物)を使用しています。この2つは接写リング使用時は必須だと思います。
本商品を購入する時に、接写拡大システムとして、マクロレンズ(高額)、クローズアップレンズ(お手軽)、レンズのリバース装着(多数の部品が必要)、他社の接写リング(低価格)を検討しました。他社の接写リングは、他のレビューで不具合等の記述が見られたので見送りました。カメラ本体に対して、レンズ系を持たない接写リングが高額に思えますが、上記の中では一番確からしそうなので本商品の購入にいたりました。学生時代に結晶工学の実験で接写リングの使用経験があり、どの程度のことができるか等の知識・経験があったのが決め手です。
結果、レンズとの装着にも問題なく、カメラのデジタルズーム等と併用して目的を達成しています。
2個同時装着では、当方のレンズではフォーカスが合う位置がなさそうです。1個ずつ使用しています。ある程度、光学の知識を有している方が制限事項(被写体深度やフォーカス範囲等)を了解して使用するのに非常に良い商品です。