以前プロトレックを使用していて10年ぐらい経った時電池交換を頼んだらところ部品(おそらくパッキン)が終了したので不可能、捨てるしかないと言われた。高価だったのに製造終了後7年で補修部品も終了とは。
そこでソーラーのプロトレックなら思ったが、カシオのソーラーは2次電池は常に使う仕組みのため、7~10年で要交換になることが多いと知り悩んでいたところ、セールの通知で偶然この商品を知り、あまりの安さに即注文。深夜注文で翌々日指定時間内に商品が届いた。
さっそく使ってみたが、値段を考えたらすばらしい出来の製品だと思う。ブラックを購入したが、高級感はないものの、すっきりしたデザインで安っぽくはない。表示も大きくボタン操作もわかりやすく、細かい表示に多機能でマニュアルなしではつらい高価なものよりはるかに使いやすい。英語マニュアルに加え、日本語マニュアルも32ページのしっかりしたものを作製同梱はすごい努力で感謝してしまう。
[気圧計] 25km離れた気象庁東京観測地点測定値と比較、標高差を差し引いて計算すると常に0.5hPa以下の差だったのでデフォルトでほぼ正確だった。
なにより過去34時間の気圧履歴が大きくグラフ表示されるのがうれしい。ほとんどの製品の10時間程度の表示だと部分的すぎて役に立たなかった。
[高度計] この種の気圧をもとに計測するタイプでは気圧の変化とともに大きく変動するで、不安定さは機械のせいではない。プロトレックでも使用前には必ず修正した。
何日かの登山等で使うときには、事前にMAPIONの地図上の再修正したい地点で右クリックして標高をメモしておき、現地で高度修正するしかない。
[方位計] N---E---S---Wの文字が横スクロールして自分向いている方位を直接読み取れるのが斬新でわかりやすい。
[温度計] 腕につけて体温で高めに出るのはプロトレックと同じ。
[表示] たしかに見えにくくストレスを感じる。角度によっては異常にくっきり見えるので向きをいろいろ変えてみるしかない。私は机上気圧計として使うので問題ないが、登山にはスントやプロトレックを選ぶべき。
たまにしか使わない、少々見にくいが工夫する、防水性の低さはなんとかする、貧乏だ、という人にはすごくお勧めする。
(参考)秘密だが、調べたところアメリカ パイル社製の「PyleSports PSWWM82」のロゴなし品のよう。