あらすじ「星生命体〈やつら〉との意思疎通の鍵を握るのは、かつてシリウス系での交戦後、消息不明となっていた戦友グレガーだった。ようやく突きとめた彼の幽閉場所は、難攻不落の秘密研究施設。帰還兵ジェイコブと少女モラグたちは熾烈な戦闘のすえに戦友と再会するが、彼は異形の怪物と化していた。〈やつら〉と人類の戦いに隠された真相を知った帰還兵たちは、最終決戦に臨む」。
星生命体〈やつら〉との戦いに隠された真相を全人類に知らせた奇抜な方法、そして真の悪との熾烈な戦闘、<やつら>との和解にシリウスに向うジェイコブ等仲間たち、そして。。。予想もしない展開が非常に面白い。
完結編でありながら、真の悪は討てず、すでに発刊済みの第2シリーズに、その顛末が持ち越されているようです。
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◎本書の発刊
・筆者:ギャビン・スミス[Gavin Smith]、1968年イギリス・スコットランドのダンディー生まれ。大学では映画脚本創作を学び、中世史で修士号を得る。本書は作家デビュー作。
・翻訳:金子浩(カネコヒロシ)、1958年生まれ。早稲田大学政治経済学部中退。翻訳家
・発行:東京創元社
・発売:2016年7月
・ページ数:299p
◎これまでに購読したピアース・ブラウンの著書
・「帰還兵の戦場」…本書第2巻まで