ドラマや映画で知った人も多いだろうことを踏まえて、あえて、どっちが先でも何でもいいから、とにかく読んでみてもらいたい。
これこそ池井戸潤作品の真骨頂!と言いたくなる、傑作中の傑作、と思っています。
弱小企業と言ってもいい主人公側と、国を代表するような大企業との、誰もが勝ち目のない戦いだとして諦めてしまう構図 からの、紆余曲折を経て立ち向かっていくことになる苦難の連続、心へ訴えかける信念と執念、そして迎える大逆転劇!の痛快なカタルシスに酔わないわけがない。
分厚さがまったく気にならない(片手が塞がる電車で読むのは、ちょっと厳しいかも、ですが)一気読み必至の1作。