カテゴリが『ホラー』だと気付かず購入。
ホラーなので当然といえば当然なのだろうが、個人的には『アクセスと類似作』としか思えず面白みがなかった。
先ず、序盤で話のすじが読めてしまう。ハラハラドキドキ感もない。おまけに誉田氏作品特有の「あっ!」と、驚くような展開も裏切りもなく、コチラの読み通りに話が進み、読み通りのラストを迎え平坦で読み応えない。
また、悪と退治する女子高生(いわゆるヒロイン)が登場するが、このヒロイン自体がわがまま自分勝手、横暴かつ傲慢で、罪のない周りの人間たちを事件に巻き込み最悪の結末を迎える。
うがった見方をすれば彼女こそ悪の根源に思えて仕方なく、好きになれない。
ちなみに。。文庫の帯に『両手親指切断。強姦。扼殺』とあるが、あれはかなりの煽り文句で、誉田氏作品としてはグロく目を背けたくなるような描写は以外にも少ない。
ホラーがあまり好みではない・ヒロインが好きではない・とにかく全体を通して面白くなく、新刊で購入したものの早々に古本屋行き決定のため酷評になりました。