ヒーローはもちろんシーザーです。 ですが、今作の真の主人公は、あまりに凄惨な過去を背負った(背負わされた)傷だらけのコバでしょう。 シーザーとは正に陰と陽。 中盤の人間との戦闘シーンは、理性など吹っ飛んだ怒れる荒ぶる無慈悲な殺戮者(殺戮猿？)です。 猛スピードで馬を駆けながらライフル手に撃ちまくる様は圧巻の一語に尽きる！ 他のレビュアーさんにもありましたが、武器は違えど、まるで日本の戦国時代の映画のよう！ 惜しむらくはジャケットのデザイン。 あんな陳腐な文句いらないです。 あと人間も。

前作からまた打って変わった雰囲気の作りとなった今作は、社会の在り方というものを深く考えさせられる傑作です。一部の暴走が社会全体を破滅へと導いてしまう悲劇をまざまざと見せつけた作品ですね。人間も猿もお互い築き上げかけた信頼が、もろくも崩れていく様は見ていて悲しい限りです。それにしても猿たちのリアルな映像は凄いものがありますね。どうも見ても本物にしか思えないほどの描写でした。

FRINGEのチャーリーが出ていたとは知らなかった。FRINGEではオリビアの良き理解者であったが、ここではいつも面倒を起こすおじさん役だ。 シーザーが格好良すぎ！ 人間との共存を望むものの、戦争へと向かってしまう苦悩が満ち満ちている。 中盤、猿VS人間の対決は、まるで武田騎馬軍団VS織田徳川連合の戦いの様だ。それと異なるのは、馬上が猿である事はもちろんだが、騎馬軍団も鉄砲を持っている点だ。これなら強い事間違いなし。 続編はいつ製作するの他だろうか。

新しい猿の惑星です。評価は分かれると思います。

映画館で観ましたが、もう一度見たくって…購入 それに猿の惑星 聖戦記(グレート・ウォー)を見る前におさらいしたくって

猿の惑星は第1作から見ているが、CGになった前作ジェネシスを継承しながらも、違った展開で、娘も一緒に楽しめました。CGの発達もさる事ながら、役者の勉強魂や、監督のこだわりも、またエイブ一人一人の表情にも活かされています。サイコーです。