45歳で走り始めて、47歳と49歳でサブスリーを達成したが、
その時はいずれも30km走とか、月間300km超えとかをしていた。
その結果、サブスリー達成後に故障したり、
いまいち調子が出なかったり、と思うような走りができなかった。
その原因の一つは、走り過ぎであるとあらためて思う。
もう一つは仕事によって練習時間がさけないこと。
一度仕事がタイトなのに睡眠不足、疲労蓄積のなか、
無理してトレーニングを継続し、調子が上がっていると実感していたが、
無理がたたって帯状疱疹になってしまった。
それ以降、いかに少なく、きつすぎない練習でサブスリーできるか?
ということを真剣に考えるようになった。
たとえ練習が十分でなくても、その中で最大限のパフォーマンスを引き出すための
良い参考書だと思う。
40代前半ぐらいまでは、場合によっては、40代の間は勢いで
なんとか無理をしながらでも良いタイムを出せると思うが、
50代になると故障や日常生活、仕事に支障を来すことなく
マラソントレーニングするには、闇雲に距離を追ったり、
30km走を繰り返すべきではないと、この本を読んで思いました。
実際、この著者が身をもって証明してくれているので、
50代以降のランナーには心強い味方になると思います。