「2」を小学生の頃に見て衝撃を受けた世代です。
舞台となる核戦争後の世界観が、前作以上に細かく描かれており説得力があります。電力代わりの人力や、兵士への輸血、リーダーへの忠誠を誓った自滅行為は、現代のカルトやテロにも通じる不気味さがあります。
アクションもモンスターマシンも圧巻で、映画で久しぶりに今まで見たことがないものを見れた感覚が得られました。BDが初見となりましたが、できれば映画館の大画面で見たかったです。
ただ、どちらかと言うと強い意志を持ったシャーリーズ・セロンの活躍のほうが目立ち、巻き込まれたトム・ハーディーは彼女を支える感じで、ヒーローとしては物足りなく感じました。このあたりは、時代の流れを汲んだ演出なのかもしれません。