ジオリジンの特別編。4編から構成されるこの短編集は非常に意義深い作品群でファン必読だと思う。
1作目「その前夜」は,1stガンダム第1話の前夜を描いた作品で,ザク突入前のサイド7の平穏な日常とジオン側の緊張が,その後登場する重要なキャラクターを多数登場させて描かれている。
2作目「キャスバル0057」はシャアの誕生が描かれ,父ジオン・ズム・ダイクンと母アストライアも登場する。1年戦争の発端が描写されているがこれが驚きだ。気高きデギン,ギレン,ラウルに加え,けなげなクラウレ,感動ものです。
3作目「アルテイシア0083」と4作目「アムロ0082」は一年戦争後の話です。どのエピソードも重要なシーンが多く,ガンダムを理解するには必読です。久しぶりに興奮しました。