過去の政治家が下した重大な政治判断ミス、それにより現代に生きる日本人が未だ精神的な重荷を背負って生きている。何故判断を誤ったのか、それは情報不足と自分の立ち位置を考えない客観的な判断の欠如だ。しかし、日本を思い必死に生きた戦前の政治家はそれなりに能力を発揮したのだろう・・。しかし、何かが足りなかったのは、否めない。それに比べて今の政治家は一部を除き多くが政治感覚もなければ、論理的知力にも劣る気がする。野党政治家の、ただ「廃案にすべきだ」「認められない」だけの話だけでは、国会審議も薄弱だ。聞いていて余りのレベルの低さに呆れてしまう。この本は、一般国民も繰り返し読み続け、自分なりに熟慮してみることによって、今何をどうすればいいか、その方向性を授けてくれる。特に今の政治家には全員に読んでもらいたい。ただ、イデオロギーに凝り固まってしまった政治家は無理だろう。