タイトルに惹かれて、この本を購入しました。
内容は、医者を信じろという感じです。
データが、自分の説に都合の良いものしか揚げられていなかったような気がします。
この本の作者は、抗癌剤について、「医者は、副作用が起こりうることを承知の上で、薬のメリットがデメリットを上回れば使う」とあります。
他の本で、近藤誠先生は、「癌が恐ろしいのではない。癌の治療が恐ろしいのです。歩いて病院に行ける人間が『余命3ヶ月』なんてありえません。」と言っています。
抗癌剤が有効というなら、抗がん剤を使ったグループと無治療のグループに分けて、10年後が、どうなったか、というデータが欲しいです。私の周りでは、何もしない老人が生き残っていて、抗がん剤治療を受けた老人は、半年くらいで亡くなっています。
「健康食品については、効果が証明されていない。リスクがある」と書かれてあります。でも、「医療機関で処方される薬にもさまざまなリスクがある。食品と比較して薬の方が副作用の頻度は多いし、程度もより重篤」と書かれてあります。そうだったら、なぜ、健康食品を否定して、薬を否定しないのか??
この本の作者は、ペンネームしか書かれてありませんが、本名、プロフィールをなぜ書けないのか?船瀬俊介氏、安保徹氏、武田邦彦氏の実名を出して批判するなら、自分の実名も公表する必要があると思います。それが、なぜ出来ないのか。