深圧治療で有名な松本先生の著書「股関節痛は怖くない!」に続く2冊目の本です。
医師から人工股関節手術を勧められている方は、手術を決断する前にぜひ一読されることをお勧めします。
「その手術が本当に自分にとって有効なのかどうか術前に判断するための検査法(キシロカインテスト)」などについても詳しく書かれていますので参考になるのではないかと思います。
私自身、整形外科医からは「変形性股関節症で手術が必要な状態」
と言われていたのですが(あくまでレントゲン写真のみでの判断)
先日、幸運な事に松本先生の深圧治療を直接受けることが出来、先生に診て頂いたところ「あなたの場合はかなり良い状態なので手術を受ける必要は全くないですよ。」と言って頂き勇気を貰った一人です。
事実、先生の施術直後には<全く痛みなく走れるまでに回復した>のですから驚きでした。(苦笑)
先生曰く「普通は手術が必要なほど重症な患者さんは、たった1回の施術でここまで良くはならないから」との事でしたが、今まで多くの患者さんを診てこられた先生の言葉だからこそ、すんなりと受け入れることが出来、それまでの不安が一気に解消した次第です。
ろくに触診などもせず、単にレントゲン写真を見ただけの整形外科医の言葉を鵜呑みにして、あのまま手術を決断していたらと思うとぞーっとしますが、施術時に
「現在の医療の最大の問題は、手術をしなくて良い人まで簡単に手術をしている(誤診が多すぎる)事」だそうで、「とにかく誤診だけは絶対に無くさないといけない」と熱く語っていらっしゃったのが印象的でした。
一般的に人工股関節手術をすると誰でも痛みが無くなると思われがちですが、手術をすると痛みが無くなる理由というのは「手術の際に痛みの原因となっている関節包を取り除いたり、整えたりする為」だそうで、痛みの原因が関節包外(筋肉)にある場合は手術をしても痛みは無くならない(又は再発する)そうなので、その辺もよく理解しておくことが重要だと思います。
とりあえず、この本を読めば変形性股関節症についての真実(現実)がわかると思いますので、一人で悩む前にぜひ一度読んでみてはいかがでしょうか。