ソ連との冷戦時代、ジェット機のマッハの速度競争から、
宇宙開発技術競争に転換、加速していく中で、
あるものは見向きもせず、あるものは新境地を目指して、
巻き込まれていく『飛行機乗り』たちの物語です。
宇宙飛行士を『パイロット』と呼ぶのは、そのナゴリです。
いい役者が揃っていて、当時の奇天烈な実験、開発に
付き合わされる様をユーモアを交え時にスタイリッシュに
長尺ですが飽きさせず見させてくれます。
NASAの黒人スタッフを扱った『ドリーム』と
特に、ロシア映画の『スペースウォーカー』をあわせて見れば、
当時のキワキワな技術の中でパイロットたちが
意地と勇気とプライドで挑戦してきたのが解ります。