カラー地図と年表が中心で、解説が少しあります。歴史上の出来事の位置関係の把握に役立つと思います。「広く浅く」になってしまうこと、歴史に詳しくないと年表を眺めるばかりでは退屈なことが難点でしょうか。
元治二年(1865)版「大日本国細図」を使用していますが、画一的で時代の変遷と関係ないし見づらいし、何のために付けたのだろうと少々疑問でした。どうせならもっと色々な古地図を集めて欲しかったです。そんなことをしたら高過ぎて誰も買わないのかもしれませんが…。
「大日本国細図」は諸国が京都に近い順に掲載されているのを、読みやすくするために国順を北から南の順にしたとのこと。この時代の中心は京都なんだから、順序を変えたのは余計なことだと思います。