昔は見れたものではなかったが最近の邦画は本当にいいと思う。この映画もしかり。子供を取りちがえられると言う信じられないようなことが突然起きる。そして二つの家族がどう決定するか。家族の在り方を問う是枝監督の細かな気遣いを随所に感じる良質な映画になっている。映画館でも見たが永久保存版として購入。子役の自然な演技もいいが、主役及び二つの家族とその親など、俳優陣がとてもいい。繊細な心を敢えて日常に落とし込むことで、平凡な生活の中でふと考える家族の姿を丁寧に描くことに成功したように思った。各地の映画祭で受賞し、すでにリメイクが230?の国で決まっているとか。アカデミーにエントリーさせてたらもしかしたかもしれないと思うと非常に残念だ。カンヌにエントリーしたのでアカデミーにはエントリー出来ないとかで、他の映画になったようだがあの作品は全く話題になっていなかった。果たして何か賞を取ったのかも気になっている。