独特の性癖を持った男性との官能ロマンス2編。
マヤ・バンクスの作品は、ヒロインが複数の男性から愛されるもの。彼女を独占するものの、彼女は何の心配もない夢のような時間を過ごす……、というファンタジーのようなお話し。。
もう一つのローレン・デインの作品は、16歳差を気にする40男が、相性も良く離れたくないと思っているのに、家族の思惑や妙なプライドから彼女とけんかし、兄に背中を押されてようやく彼女を掴まえる決心をするという、現実感たっぷりのお話し。。ヒロインは友人が多く、芸術家ながら現実主義でしっかりしていて、24歳の時にこれくらい物事がよく見えていると素晴らしいなと思いました。。友人たちのグループ“デリシャス”のメンバーを主人公にしたシリーズの、第1作目になる作品だそうです。。
特殊なセックスを好む男性とのロマンスというのは同じでも、一方はファンタジー、一方は年齢や社会的地位の違いに悩むという、正反対の世界観が面白かったです。