こんなチャーミングなアルバムがあったのですね。日本のメロディーを集めたアルバムは、オケ盤でパイヤール、日本フィルハーモニー、大阪フィルハーモニーを持っていました。選曲はどのアルバムも同じような曲目なのでやはりアレンジ勝負となります。キュッヒルさんのアルバムは小野崎孝輔さん、初期の小椋佳のアルバムのアレンジを担当されていてストリングを上手く使い表現される印象があります。このアルバムは、バイオリンとハープだけのシンプルな編成ですが室内楽を感じさせる音の奥行き、広がりが感じられます。親日家で知られるキュッヒルさんならではの演奏です。これは、アレンジの力も大きいでしょう。