世界情勢が激動する70年前後、革命を目指す若者の大義も次第に攻撃性を増し、銃による武力闘争の道へ突き進む。
物語は69~72年の史実に基づいたフィクションで、今巻は71年12月が読み手とリアルタイムに進んでいく。
革命同志達の最期もカウントダウンされる時間軸に緊張感が高まる。
山本直樹氏の作品は、いつも知らず知らず読み手も役に引きずり込まれハマってしまう。
今後も目が離せませんが、これは意外に体力のいるコミックです^^;
末尾に山本直樹氏と赤色軍キムなる人物の架空対談が収録されていて、物語の臨場感を膨らませてくれます。