今回の中心人物は零崎一賊きっての変わり者にして最強の音使い零崎曲識ですけど、皆殺しがデフォルトの「殺人鬼」零崎一賊において少女しか殺さないという主義の持ち主と聞いたら比較的まともと思うかも知れませんがどうしてどうして、関わり合いたくない種類の人間であることには変わりません(人識視点から見たら特に)。
それでも少女しか殺さない主義の理由がある少女への思いによるものというのはロマンチックで一途だと、私心を動かされましたね。そして最後の最後で彼女と再び巡り会えるというのもお約束な感じがしなくもありませんが救いでしたね。
あくまでライトノベル的に、ではありますが、こういう愛もアリかな、と思いましたよ。
あと、作中には「零崎双識の人間試験」のその後として無桐伊織が登場する話もありますから、彼女が気になる人にもお勧めしておきます。