アンクの章は良かった。意外でもあり、「さもありなん」という感じでもあり。
やはり王との間にあったことをこうして今読めるのは嬉しい。この話だけで一冊もたせてくれて全然かまわなかったのだが!
バースの章は、トチ狂ったか!? と思った。最後、オチがついてくれてほっとした……と思ったのだが、あれ? ……あれ?
いや、面白かったけど、うーん、公式関係者が出す同人誌ならいいと思うけど、どうかなあ。ところどころ言動に違和感もあった。
映司の章は、「いかにもそれっぽい感じ」がした。このようなことをきっと何度も繰り返しているだろうなあ、と。だから納得といえば納得、だが……。よくも悪くも最大公約数的なエピソードだったという印象。いっそ、他人の視点のまま描いた方が良かったかも。短い話だったし。
ガッカリではなかったが、バースの章で脱力した(笑)。アンクの章が良かったので星三つくらいか。
でも、まあ、正直な話……、これ、時間かかっていなさそうだなあ、というのがそもそもの、寸感です。