姉がよく購入していた「りぼん」の中で何故か他のまんがと雰囲気が違って、面白かった一条ゆかり、もりたじゅん、弓月光の現在までの人生が語られている。3人とも「第1回りぼん新人漫画賞」に入選してデビューしたが、その後の人生は三人三様である。消えていく漫画家が多い中で第一線で常に活躍していたように見えた一条ゆかり、弓月光にもスランプの時期があり、それぞれのやり方で克服していった。また、ある時期からあまり作品がみえなくなったもりたじゅんは、本宮ひろ志氏の奥さんとして本宮マンガの女性の下絵を一貫して書いてきたのを知って、驚いた。いずれにせよ第一線で継続して活躍するには、決まった誰かのパターンを模倣するのではなく、むしろ自分が納得するやり方でチャンスをものにしていった結果のように思えた。