故、宮川泰先生が『宇宙戦艦ヤマト』の為に作曲された様々な楽曲を交響組曲に仕立て上げた傑作。しかし『音源協力:ボイジャーエンターテイメント』が、物凄く気分を悪くする。イイ加減、コロムビア社も銭ゲバPと手を切る事を真剣に考えては如何だろうか?ファンの皆さんなら御承知の通り、『ヤマト』のBGM集をコロムビア社が発売し、其の売上高からアニメ音楽でも音楽性の高い楽曲であれば十分採算が採れる事に業界が気付き、一切にレコード会社はアニメのBGM集販売に力を入れました。しかし、です。『ヤマト』に関してコロムビア社は一種のジレンマを未だに抱えています。其れは、アノ銭ゲバPが『ヤマト』各映画作品の主題歌を、其の映画作品毎に自分の御気に入りの歌手に歌わせた事です。其の最たる物が『さらば』の主題歌『ヤマトより愛を込めて』です。当時、銭ゲバPは沢田研二氏が大の御気に入りで、彼に『さらば』の主題歌を歌わせたかったが為に各方面で様々な軋轢が生じました。肝心の主題歌を他社専属歌手が歌った為に『さらば』のBGM集には『ヤマトより愛を込めて』を収録出来ず、此れに対抗する為に佐々木功氏が歌う『好敵手』や『テレサよ永遠に』が作曲され、BGM集や音楽集に収録されましたが、此の二曲は実際の映画では遂に使われる事は無く、後年TV『ヤマト2』に於いて『テレサよ』がED曲として陽の目を見ました。そして『さらば』以降も銭ゲバPの我儘にコロムビア社は振り回される事に為るのです。処で、此のCDのブックレット表紙に使用されているイラストは松本先生の物ですが、イラスト使用料はどの様に為っているのでしょうね?LP版発売時に松本先生にイラスト依頼料を支払って、其の後は一切無し?其れとも東北新社が『ヤマト関連の著作権は我が社に有るからイラスト使用料を支払う必要無し』と居直って居るのでは?