やっとモリアーティー教授が登場して、シャーロック・ホームズらしくなりました。
しかも、かなりサー・アーサー・コナン・ドイルの原作を意識した役作りを、名脇役ジャレッド・ハリスがしっかりと仕上げており、強く賢く冷徹であり奥深い、ジェームズ・モリアーティーを演じています。
時々見かけるどこか間抜けだったりするモリアーティー教授ではないです。
そして展開はローラーコースターのように小気味よく、現代的な主役二人のかけあい漫才と融合して、最後まで飽きさせる時間のない、素晴らしい映画になっています。
あまり有名どころではなかったケリー・ライリーは、この映画で見事に開花した感がありますね。Vフォーヴェンデッタでも快演が光ったスティーヴン・フライと、ミレニアムシリーズのノオミ・ラパスも、いいエッセンスになってます。
主役二人とアイリーン役のレイチェル・マクアダムスは、前作同様な素晴らしい演技。アイリーンがあまり出ないのは残念ですが、きっと次回は「何故か」ちゃんと出るだろうと期待しています。
お勧めします。