BOOK2になって物語のテンポが良くなり、がぜん面白くなりました。
BOOK1はBOOK2以降の伏線として重要ですが単調で長く感じたので、なおさらBOOK2の目まぐるしい展開に引き込まれてしまいます。
ここまで来ると即座にBOOK3に突入しないわけに行きませんね。天吾と青豆のその後は?青豆は結局自殺したの?さもなければ2人はどこかで会うことができるの?ふかえりのその後は?空気さなぎとリトルピープルの正体は?
たぶんBOOK3を読んでもそれらの疑問は幾つか残ったまま読者の解釈に任されるでしょう。それが村上春樹です。それでも、BOOK2の前・後編2冊はあっという間に読み終えてしまいました。BOOK1の後は数冊別の本を読みましたが、BOOK2では村上ワールド全開で、思わずBOOK3に突入です。さすがです!