本書とはまったく関係ありませんが、
Global Rich List というサイトをご存知でしょうか?
自分の年収を打ち込むと「世界の年収ランキングで何位か」
を算出してくれるというサイトです。
長い不況で、ここ何年もの間収入が減っている
平均的日本人サラリーマンの年収でも、
世界で見ると上位4%以内に入ります。
(ちなみに生保平均受給額(世帯当り)も10%以内!)
生活が厳しいはずの日本人も世界全体では収入額で見ると
どうやら金持ちのグループに入るようです。
(物価とかは抜きにしてですが。)
本題からだいぶ脇道にそれていますが、
日本を含めた先進国と、発展途上国との間には、
かくも大きな貧富の差が歴然として存在しているわけです。
その理由は?
というのが、本書の命題です。
歴史的に見て現在まで存続している文明が発達しなかった、
発展途上国・地域に住む人々は知的に体格的に劣っていたのだろうか?
あるいは、遺伝学上劣った人種だったのだろうか?
当然、そのような答えはNOです。
その答えは・・・
ネタバレになるので、明記しませんが、
その説明、回答には、それに至るまでのプロセスも含め
感服するとしか言いようがありません。
上・下巻807ページの大分量ですが、
読んでいて飽きることがありませんでした。
オススメの本です。