感情的な反原発議論のみがマスコミで行われていますが、冷静に科学的な証拠に基づいて国民が判断するように、本書をぜひ全国民が読むべきだと思います。なぜなら、空虚なソーラーや風力発電に頼るいい加減さは、誰か見ても明らかですが、本書では、火力や水力発電と原発の安全性の比較が、行われています。日本でも、火力発電がもとの空気汚染で、毎年数千人がなくなっていることは、諸々の科学的な調査で明らかであり、命を大切にするという反原発派の空虚なたわごとが、いかにおかしなものか、よくわかりました。
世界の大勢を鑑みるに、石油や石炭の枯渇を考えると、現時点で反原発へ国論を誘導するのは、先の大戦で、日本が英米と戦争をしたのと同じ愚を繰り返しかねません。また、現時点でも4・5兆円の無駄な輸入が増えていますが、これが固定化した場合、感情論で東電憎しの議論とは別に、国富が、中東の国々へ移転してしまうということになり、大変な無駄遣いです。
ぜひ、本書を原発推進派も、反原発派も読まれて、冷静な科学的な国民的議論を行っていくべきだと思います。