若い頃は、日本人論は嫌いであったが、世界70カ国以上を歩き、社会の中でもまれ、ある程度の年齢に達した頃から、日本って…日本人って、いいな~と思うようになってきた。
漠然としたそういう思いが、この本は具体的に記してあって、フムフムとうなずきながら読んでしまった。
若い人には、この内容を『窮屈』と感じる方がいるかもしれないが、個人的には、大いに同感するところが多い本であった。
全てにおいて白黒はっきりさせる西洋人とは、また違った日本人の特性…そして
東アジアにおいても、中国大陸や韓国にはない、日本人のやわらかさ、気遣いは、大いに胸を張るべきものだと思う。