IKKIで読み切りが載ったときから注目していた作家さんの初単行本です。 この人の連載が始まって本誌も買い始めたのですが、なかなか他の連載陣も個性豊かでアクが強く、自由な雑誌だなぁと毎月楽しんでいます。 この作品は、世界観もキャラ創りもしっかりしているし、なによりこの作家さんのカメラワークやセリフ廻しの独特さが大好きです。 一巻目は主要キャラが出揃い顔を合わせるまで…という感じなので、二巻目以降の話の展開・波乱が今から楽しみです。

富裕層の住む［街］貧困層の住む［畑］さらにその下に、深く、暗い［森］。そんな３つの階層で構成された世界を生きるものたちの物語です。謎めいた世界観と個性豊かな登場人物、展開の読めないストーリー。陰鬱とした物語が好きな人はぜひ手にとってみてください。