この事件が起きた時、私は19歳だった。 事件を何度かニュースで見たことがあったが当時は 自分には遠いところで起きている話だと思っていた。 本屋で偶然この本を見つけ少しだけ読んでみたが 家に帰ってから、やっぱり全部読みたいと思い購入しました。 プロローグ 驚愕の光景・死に化粧・難病と授かった命・逮捕された少年・渡された一冊の本・破り捨てられた辞表・生きるための闘い・正義を捨てた裁判官・凄まじい検事の執念・明るみに出たFの本音・「死刑」との格闘・敗北からの道・現れた新しい敵・熾烈な攻防・弁護団の致命的なミス・辿り着いた法廷 裁判についてはもちろん、人の命について本当に考えさせられた。私は 死刑制度にはもともと賛成だが、その気持ちが 絶対的なものとなった1冊だった。

事件のニュースが流れた日から、テレビ画面の向こうの本村さんを、時には涙を流しながら、ずっと見守って来ました。画面から伝わるまっすぐな思いに胸を打たれ、心の底からエールを送っていました。この本を読み、この年月の中で何があり、誰と出会い、どのように導かれ、どんな心の変遷をたどったかを、少しは知ることができ、より身近な存在として応援したい気持ちでいっぱいです。私にも胸が張り裂けそうな出来事がありましたが、本村さんのおかげで愛する者の死を乗り越えることができました。本当に感謝しています。どうかこれからの人生、幸多きことを願ってやみません。

ＷＯＷＯＷでドラマ化されたものを見た直後に購入しました。 この事件を深夜ニュース（連日の残業生活のため）で見た記憶はあったのですが、決して真相や本村さんの云わんとするところが伝わっていなかったことに、衝撃を受けました。 この事件発生から現在まで、家庭はおろか会社でも一度として『死刑』が話題になることがないまま、１０年を無為に過ごした気がしてます。 この書を読んで、自分のことで精一杯だと言い訳をしながら生きてただけと気付きました、社会人としての視野や包容力、そして責任感について考えさせられる一冊です。 本村さん、門田さん、良書をありがとうございます。

丁度、私が購入した直後に、ＴＶでこの本が何かの賞を取ったと見ました。 一気に読ませる本です。 本村さんの戦い・どういう経過を経てきたのか詳しく書かれています。 この本は、私の本棚にずっと取っておく本になりました。 本村さんは、凄い！ 相手側の弁護士のやり方に「弁護士って正義じゃないんだな」と思いました。

最近ＴＶでドラマ化されたこの小説でしたので本物を読んでみたいと購入しました。 実際の犯罪の小説は初めてだったので犯罪を犯した側の意識、司法の矛盾にとても興味がありました。 犯罪は罪を憎んで人は憎まずと言う言葉がありますが犯罪の内容にもよると思いました。 女性として妻として地獄絵図のような最悪の結末で私たちも旦那様の何かひとつでも力になれたらと思いながら読んでおりました。今後まだ公判があるとの事ですがきっと奥様とお子様が報われる日が早く来る事をお祈り申し上げます。

地元山口の有名な事件だったので、詳しく知りたくて購入しました。 私は死刑に賛成でも反対でもないのですが、被害者家族としては最高刑を望むのは仕方ないよなと考えさせられました。

被害者家族の苦悩が痛みのように伝わってきます。死刑という制度の意味を考えさせられました。 皆さん読んで下さい。

なんでこうなるのと信じたくない。悪に立ち向かう姿勢は痛々しくもあるが社会の矛盾色々あるがフィクション系は好きでよく読むがこの筆者のもよく読む取材も濃くされているのでみなさんも是非。

ニュースで事件のことは知っていましたが、被害者家族がこれほど自分を責め苦しんでいることをはじめて知りました。 また、日本の法律が加害者を保護する法律があるのに被害者を守るための法的整備がこれほどお粗末だとは思いませんでした。 裁判官も弁護士も被害者や加害者のことを考えて裁判しているのではなく自分の保身や名声のために仕事をしているという悲しい現実も見えいろいろなことを考えさせられる本でした。 この本を読んで、本当の意味での死刑制度の必要性、死刑制度が持つ本当の意味がわかったような気がしました。 加害者が死刑判決を受けることによって、初めて死（命）ということを見つめ直し被害者の痛みをその時から理解しようとし、人として反省を始めることができるようになる。死刑制度がなければ彼は、生まれ変わることができなかったかもしれない。

このようなことが話題になることがあっていいのだろうか。

裁判員制度で素人が裁き､被告人の人生を決めることが､現実になった今､誰の為に裁判制度があるのか考えたが､わかりません｡ 死刑容認･反対両者に読んで欲しい｡

光市母子殺人事件の本村さん。こんなに被害家族で顔も名前も世間にしられている人はいない。理路整然として気丈なイメージだったが、この本を読んで本村さんも普通の若い青年だったと当たり前のことに気づかされる。被害者家族の苦悩、ニュースではわからなかった犯人の身勝手な言い逃れ、ノンフィクションで初めて泣いてしまいました。

書いてある内容は考えさせられる重いものですが、 小説のようにさらっと読める本です。2～３時間くらいであっという間に読み終えましたが、たくさんの思いが残った本でした。 この事件をきかっけに、犯罪被害者に対する意識や少年法、裁判の不条理、死刑など色々な意味で革新的な意義深い事案が取り上げられてきましたが、私が一番興味を持ち不思議だと思っていたのは、本のタイトル通り、本村さんが「なぜ君は絶望と闘えたのか」という点でした。あの若さで、なぜあそこまで信念に基づいて行動できるのか。途方もない敵に立ち向かう無鉄砲なドンキホーテのように見えるのに、淡々とゆるぎなく真っ直ぐに対峙する姿の基になっているものはなんなのだろうかと。その答えはもちろんの書かれていますが、それ以上に、先に記した裁判や、少年法、犯罪被害者保護、死刑、似非人権弁護士。そして人の心を動かすもの支えるものも人だということ・・・。色々なことを考えさせられる本だと思います。本村さんもまた、一人の弱い人間として自殺を考え、死刑という刑罰に悩み迷いながら、裁判を闘っていたのです。 死刑判決を受けてからの犯人の少年の様子もまた興味深い。 事件を知らない１０代２０代にも是非読んでほしい。 ただ、強姦についての記述が生々しいかもしれないので、高校生以上の人が望ましいかもしれません。

10年前にこの事件をメディアで見て以来、ずっと目で追ってきました。被害者そっちのけの日本の司法は 民の力ではどうすることも出来ないと思っていました。しかし日本の司法を180度変えたのは、間違いなく本村洋さんだったと確信できる内容でした。彼の執念は私たち民にも何か突き動かされるものがありました。 読んで子供たちにもすすめた一冊でした。

深く考えさせられました。人として読んでおくべき1冊だと断言できます。

事件の発生したころから、こんなに残酷な事件が「少年法」の名のもとに犯人が守られていて良いのか？とたいへん腹立たしく思っていました。犯人を自分の手で殺す。との発言も当然だと思い彼を心の中で応援しました。この本には彼の過去の病歴や、殺害された奥さんへの自責の念や、死刑について。判決が下るまでの彼の心の変化や、犯人に対峙する著者の気持ちが書かれていて、読んだ後に納得のいく本でした。

有名な事件です。テレビ出演もあり、殺人予告と言える辛辣な言葉があったことも思い出しました。単に少年犯罪や裁判制度と向き合った事実でなく、本村さんが裁判を通して、彼を応援する人や同じ境遇にある人を含めた社会と共に、前に進む姿が伝わってきます。重い内容ですが、事実に基づく内容であり、しっかり読んで欲しいです。

当時からずっとこの人の立ち居振る舞いが気になっていました。強くしっかりしている彼に「もしかして元々すごい人なんだろうか」と考え尊敬してみたり、報道されない部分にはどんな内容があったんだろうかと何年も気になっていました。これを読んで事件がどれだけ狂気に満ちていたか、被害者が守られていないか、本村氏がどれだけ苦しみ耐えたかを考えさせられましたし、彼の強さの根源に納得しました。きっと私は一生この事件を忘れないでしょう。読んでよかったです。

先日、裁判が結審しましたし「天国からのラブレター」を前に読んでいたので 読みました。 驚くような内容に、涙が止まりませんでした。 本村さん自身も本当に素晴らしい人物ですが、彼を支えて下さった 周りの方達も本当に、人間として素晴らしいと思いました。 じっくり読んで、自分自身も色々考えますね。

今でも忘れられない痛ましい事件です。涙無くして読めません。ご結婚されたとのこと、お幸せを心から祈っています。

とてもいい本でした。事件当時から本村さんを応援してましたので、こういう本があることを最近知って購入しました。犯人に対する苛立ち、怒り、そして何故か最後のほうは悲しみと苦笑が入り混じったような感覚になりました。 本村さんには、色々司法を少しでもかえられて頭が下がります。どうか幸せにと思います。

この事件は少年法の壁、ということで大変注目を浴びた事件でした。 本村さんの心の葛藤がよく分かりました。 亡くなられた奥様と娘さん、どんなに悔しかっただろう・・・ 泣きながら読ませていただきました。

軽い興味で購入しましたが、とても考えさせられる内容で面白い本でした。 お奨めの一冊です。

まだ読破していません。 ＷＯＷＯＷのドラマで原作に興味を持ちました。元々この事件にはとても関心があったので、いろいろ知りたかったこともありました。 少年法のあり方、被害者の遺族に対する理不尽な扱い等、色々考えさせられながら読んでいます。 この遺族の方に救いが訪れる日が来ることを祈ってやみません。

涙なしには読めません。本村さんの気持ちの変化にとまどいつつ共感できる部分もたくさんあり、人間って時間とともに生きているんだということを強く感じました。

本村さんはスバラシイ人ですね。 日本はもっと犯罪被害者寄りの国にならないと犯罪は減らない。 加害者の人権や加害者保護より被害者の立場になって物事を考えろ！と。 被害者の方々の活動（ex．各種の署名運動）に積極的に参加しようと思いました。

本が届いて、一気に読みました。 報道されていない真実を知ることができました。 呼んだ直後に判決が下されました。 家族の命を奪われた遺族の苦しみが想像を絶する物だということを知ってほしいと思っています。

他の事件の書籍なども読んでいますがこの本が一番いろんなことの理不尽さや虚しさなどを考えさせれました。読んで損は無いと思います。本村さんは同じ歳なのでとても人事では思えない内容でした。

内容を伝えるより、まず手にとって読んでほしい！と 思った１冊です。