Jake Shimabukuroの初期の作品は、シンプルなウクレレのみの曲に魅力があり、かなり聞き込んでいました。その後、新たな境地を目指したのかもしれませんが、ウクレレらしさが薄くなり、しばらく離れていました。最近、初期の作品を聞き直していて、Jake Shimabukuroの良さを思い出し、2010年作品を手にしてみました。「原点に戻り、ウクレレの優しい音色の魅力を追求」という点は好ましいと感じますが、でもまだ余分なサウンドを載せすぎている気がします。Jakeのウクレレならば、オケやドラムとコラボしないと成立しないアルバムでは無いと思うのですが。と、やや辛口な感想もありますが、相変わらずのテクニックと少し落ち着いた演奏でウクレレプレイヤーとしては、Jakeは素晴らしいと思います。