著者の仲山氏と私は、大学時代のクラスメイトです。
この本を世に送り出してくれた仲山氏にお礼を言いたいくらい感動しています。
この本を読み進めていくうちに、生きるのが楽になるほどの衝撃を受けたのです。
まず、この本の素晴らしいところは、図を使って、著者の言いたいことをわかりやすく説明しているところです。そして、適度に空白をとってあり、読んでいて息が詰まることがありません。
そして、仲山氏独特の語り口調の記述。まるで会話をしているかのような絶妙な間合い。ここに彼の知的でウイットに富んだ人柄が表れています。
仲山氏は、この本の冒頭で成長できない人を【霧中な依存人】、成長できる人を【夢中な自走人】と表現しています。この記述により、私はこれまでの自分の生き方を振り返り、自分に何が足りなかったのか、どうすれば成長できるのか、はっきりと見えてきたのです。
そして、これまでの人生で私が抱えていた不満やモヤモヤは、「それはちょうどいい」のマジックワードで大部分が解消されることに気付きました。前述の通り、本当に生きるのが楽になったと感じています。
おかげさまで、仕事にも子育てにも前向きな気持ちで取り組むことができるようになりました。
タイトルが示すとおり、ビジネスという切り口でこの本は書かれていますが、大切なことはビジネス、子育て、対人関係、その他の人生すべてに共通するものだという感想を強く持ちました。
そういう意味では、私の人生の指南書と言っても過言ではないと思います。これからも、仕事や子育てに行きづまった時には、この本を開くことでしょう。
あらゆる年代の方におすすめしたい本です。