ごくごく初歩的な内容で、字も大きくて読みやすいので、酵素に興味を持ち始めた人が読むのに適してます。
肝心のレシピは、食べてみたいと思えるものがほとんどありませんでした。
わざわざ教えられなくても材料から想像できる範囲のものか、材料が買いにくいもの(季節によって手に入りにくかったり、高くて頻繁に買えないとか)、家族が多ければ作りやすいけど少人数(とくに一人暮らし)では手間になりすぎるものなど、簡単に「よしやってみよう」とすぐに腰を上げられるレシピが全然なかったです。
たとえば加熱調理の仕方も、50度で2分なら酵素は壊れない、という書き方じゃなく、どれくらいの大きさ・重さの材料を電子レンジに何分以内なら大丈夫とか、もっと実践的な書き方としてほしい。
専門家が器具のそろったキッチンで調理するのではなく、一般人が自宅にあるものでできるように(はじめられるように)書いてなければ、実践編なんて言えない。
しかもほとんどが、同著者の既刊の「「酵素」が病気にならない体をつくる!」にのっているものばかり。
カラーになって見やすくなっているわけでもないし…多少見やすいレシピ中心で欲しい方はこちらの本、酵素についてもっと詳しいことを知りたい方は「「酵素」が病気にならない体をつくる!」のほうを買ったほうがいいです。
両方買うとバカを見ます。