20数年前、都内の私立高校に在学していた時、山川の日本史と世界史を使用していました。
靖国神社の近所にある高校で、校長が月曜の朝礼で軍歌を歌うような風潮の学校でしたので、採用していた教科書は、現国・社会科目全般ともに、日教組カラーの少ない保守的な傾向のものでした。
当時使っていた山川の日本史(昭和55年版)が今、手元にあるのですが、この当時の教科書と比べて、今回の復刻(?)版は、第二次世界大戦に関する記述がだいぶ変わっています。近隣諸国からの圧力でもあったのでしょうか?いわゆる「自虐史観」を含めた内容に若干傾いてしまっていることを、とても残念に思いました。
書籍全体としては、紙質が大変良く、当時の山川日本史よりも写真の数が豊富になっていて、大変読みやすく改善されています。