著者のあとがきでのコメント「原点回帰」に納得。尤書堂スキーは是非読むべき。
ボディサイズはミニマムですが、器はデッカイ男前受・広睦くんと、一見王子様で実は大変残念な中身の攻(一般的なヘタレにあらず、登場人物曰く「ベアしか愛せない、頭おかしい」)ベア作家・奥住の純愛物語。
おそらく彼らは至って真面目なのでしょうが、そもそも奥住が滅多にない変態で、広睦くんも奥住のおかげで一見まともそうに見えますが結構ズレているので、コメディ調でどんどん読めちゃいます。
けれど単なるラブコメかと思わせつつ、物語の中にはちゃんと一本の筋が通っていて、作者からの強いメッセージを読み取ることができます。
クマスキーの端くれとしては、作中にクマとかクマとかクマ雑貨が出てくるのも嬉しい♪
笑って泣いて、ドキドキして。元気になりたい方にお勧めです。