文庫サイズだったので、購入してみました。実は自分も以前、ツレさんと同じような状態になった経験があります。でも若い頃は異常にポジティブな性格でした。本を読みながら、「そうそうそう!!」と、ツレさんに共感してしまいました。基本的な資質というか性格も似ているところもあったりして。読んで反省させられたのは、自分がそういう状況になったときに、一緒に暮らしている夫の気持ちまで全く考えられなかったことです。作者さんは、私の夫と同じ立場でものを見て感じて描いていらっしゃるので、今になって「そうだよね、ごめんなさいね」と思うことしきりです。リストラ回避できて会社に残り昇進、上の都合による午前中の急な会議で、午後のアポの準備をするためにお昼も食べる時間がなく、実務は倍のスピードで流さなければならず、でも流し仕事を許せない自分もいて、それでも睡眠時間を少し確保するのがやっとなので仕方なく、帰宅して夕食を食べる気力もないまま眠り、起き、満員電車で出社。休日は持ち帰りできる仕事を家で。通勤する時間すらもったいないので。。会社員ですが主婦でもあるのに、時々は家にも帰れずビジネスホテルに泊まる日々。部下の相談にも乗りフォローをし、自分の仕事の範囲外までカバーしなくてはならない生活を1年続け・・・同僚からは顔色が悪いと指摘されつつ、気にする余裕もなく。危機感があったので上司に相談しても、ただ酒を飲まされ「まあ、まあ」と・・。
ある日スケジュール帳を見たら、その日のアポの時間だけが7件書いてあり、客先は一切未記入でした。翌日、心療内科を受診し、精神科に行かされました。自分のベスト体重は52~53キロですが、43キロに減っていました。その後は薬で激太り。難治性で、もともとの強迫性的な気質も関係していたので、退社しても回復しませんでした。長くてすみません。。会社はきっかけにすぎないけど、これは人ごとではありません・・誰でも起こりうることだと・・。社会問題だと思います。。これが2年前。ちなみに今は体重は普通に近く、気持ちはネットができるほど持ち直しましたが、まだ活字の読みたい本が読めません。字面を追うのみで。一昨年、夫の転勤で知らない土地に引っ越し、多くの友人とはメールでのやり取りです。私がなぜこんなにもネットで買い物に走るようになったのかも考えさせられたので、あえてプロフ公開にしときます。