『フェルマーの最終定理』でこの恐るべき定理が証明されるストーリーをドラマティックに書ききったサイモン・シン。
この作者の本は全て面白いということだけは保証ができます。
おそらく、膨大な取材から集めたデータを系統立てて、わかりにくく難しいことまで理解できるように説明してくれます。
今回の『宇宙創成』でも、人間がどのように宇宙を認識し、今の世界観に至ったかをわかりやすく説明してくれます。
・太陽の大きさってどうやってわかるようになったの?
・宇宙の年齢ってどうやって計算されたの?
のような、疑問として普段思わないようなものを、疑問として提示してくれてさらに説明をしてもらえるのでありがたいです。
さすがに、『フェルマーの最終定理』のようなドラマ的展開は望めませんが、この本もお薦めであることはかわりありません。