感想は皆様と等しく、マルクスのある程度の考えを鳥瞰したいのであれば、まだ同社からでている「続・資本論」の方が良く出来ている感じでした。
如何せん、マンガ形式ですからストーリー仕立てになっている文学はともかく、思想・哲学系の著書をキャラ仕立てで表現していくこと自体、かなり苦しいものがあるかと思います。
原作は難解さはさることながら、ボリュームもばかになりませんから、時間はないけどより正確に「資本論」に触れたいという方には、奇しくも同社(イースト・プレス社)が出版されている2010年発売の「あらすじとイラストでわかる資本論」の方が遙かに有益でしょう。
こちらの方はムック本で紙質は良くありませんが、コスパにも優れており読み応えはありますw
★はシリーズ中、出来は良いとは言えず、コスパも良くありませんので3つとさせて頂きました。