人気作品であり、シリーズ1に登場しなかった、オぬぇ検査完こと黒崎と大和田常務が登場する。
人事移動や査定をちらつかせ、不祥事をなんとか隠蔽しようとする上層部とのやりとりが興味をひく。
普通の会社でそんなことをやったら、首になるか左遷もしくは降格人事だろうが、ストーリーの中なので許されている。いや、実態としてそのような隠蔽は行われていると思われるし、そんな腐った組織を正すため半沢直樹という人物を作り挙げたと考えられる。
本書は2020年4月5日の第6刷り発行なので、初版から大分年月がたっているが面白い1冊である。