吉村明美さんの作品は大好き。
麒麟館グラフィティーで、「こんな人間のドロドロしたところも目をそむけず潔く書く人がいたのか」とはまり、「薔薇のために」ではもうどっぷり。「あなたのために」もよかったけど、そこで自分の中では途切れていて、「海よりも深く」はまだ読んでません・・・。
久々にブックスで作者名で検索したら掲載されていたので、他に3冊とともに即購入。
これまた人が見て見ぬふりをするところを直視して書いていたり、婆ちゃんがとてもいい味で、『自分が子どものころはこんな(キャラはここまで極端ではないけれど)人間として当たり前のことをまっすぐに教えてくれる人がいたなぁ』と思わせてくれて涙が出ました。
一気に1・2巻を読みました。そのあとに読んだ『草冠の名前』もよかったけれど、早く3巻が読みたいです。