2005年に初めて知り合いに勧められてライブで弾き語りをして自主製作盤を200枚作成し、その二年後に雑誌の編集者さんに「おおっぴらにやろう」と言われて出したもの。自主製作盤はもうほぼ手に入らないけれど、「ばらばら」と「ばかのうた」は当時の音源なのでとても貴重。どちらも初期の代表作。
やさしいメロディーと、独特の歌詞に引き付けられます。この後に続くアルバム「ばかのうた」の製作への思いとか、SAKEROCK時代からの歴史とか、自身の様々な経験を知れば知るほど、奥が深すぎて分からなくなります。こんな人生があるんだと驚かされます。羨ましく、意味不明な嫉妬のような気持ちさえ感じます。
様々な分野で活躍されていますが、TVで見る源ちゃんはほんの一部。こんなに特殊で才能に道溢れた人生を歩んでいても、苦労人であり、庶民の感覚もあり、また現代っ子でもある。当時の、いやもっと若い頃は、彼はどのように感じてどのような思いでいたのか、知りたいなあと思うのです。