政治的には様々な意見があると思いますが、いまだ好きな歴代首相は？というアンケートでも上位にあがってくる事からわかる通り、「田中角栄」という人間としてみた場合、その求心力には魅かれるものがあると思います。 本書はそんな田中氏の言動、あるいは側近、はたまた対立的な存在の人達からの声を読みとき、見習える部分があるのではないかと問うてる作品と感じました。 敵・味方の関係を超えて人として大事な部分を重んじていた行動が、やがて見えない力となって本人に利として還ってきてるという例があり、こういうところに魅せられるのかと感銘を受けるものがありました。 実際に、本書にあげられている例を参考にするかはそれぞれに考えるところがあるかもしれませんが、一読してみるとためになることがみつかるかもしれません。

言葉の魔力そして、重要性を知りました 。