作者自身の鑑賞した映画の感想やメディアへの批評が有ります。最近のテレビのバラエティーやクイズ番組の空虚さ、視聴率重視で視聴者に媚び諂う番組や、其処に出て来る芸の無い人達(口数が多いだけで中身が無く、話題が無いから人をネタにして悪口を言う等)を私自身いつも感じています(そういう番組はそういうことで見ませんが)。私自身は芸能人に余り興味が無く、本書の芸能批評は余りおもしろくありませんでした。世間には、マスメディア等の作った風評や世間話、流行、情報が常に溢れているが、其の殆んどが根拠の無いものばかりで、世間体や見栄、知識の無さ、世渡りの為に人は鵜呑みにする。何事も疑う姿勢を持ち、表面的なイメージ等の善し悪しに依らず、根本的原因や根拠を探っていき、真の改善・改革を行う事が大事であると思います。