タイトルだけ見るとふざけた内容を想像しますが、きちんと取材をしたうえでライブドア事件などの金融犯罪を事実に基づいて淡々と綴っていくノンフィクションです。さすがに読んだだけではマネーロンダリングは出来ません。

事件を掘り下げて、マネーロンダリングを解説しています。 事件自体は知っているものが多いのですが、その背後で、ライブドア、ヤクザ、北朝鮮、アルカイダ、ヴァチカン等多彩なマネーロンダリングのプレイヤーが暗躍しているのが手に取るようにわかります。どんどん世界が広がっていくので、ひきこまれてしまいます。

各組織等の手口の巧妙さとそれに協力する特定の金融機関と類似組織の巧妙さに感服すると共に、まじめに納税をしている者としての腹立たしさ、馬鹿らしさが感じられます。

著者の作品はいずれもとても興味深く、この本も一気に読んでしまいました。金融に興味のある方にとっては一読の価値はあります。

グローバルな金融の世界を垣間見ることができる異世界のファンタジーのような書物です。しかしそれはノンフィクションで現実に起こっていることなのだらすごいです。マネーのグローバル化は個人に超人になる機会をも与えるすごい変化の時代なのだと思いました。

北朝鮮のマネーロンダリングの実態について興味があったので購入しました。バンコ・デルタ・アジアを導入として、詳細に説明してあり、また、９１１米同時多発テロを契機とする米国による金融取引監視強化政策についても描かれており、参考になりました。米国の金融強化政策と関連し説明されている、外国送金の時に使用されるSWIFTについては、これまでただの番号として使用していたところ、この本を読んで「なるほど」と思わされました。 マネーロンダリングや金融取引について興味のある人にとっては、知的好奇心が満足させられる良い本だと思います。

マネーロンダリングの意味と具体的事件が出ていて分かりやすかったです。

実話を元にマネーロンダリングの内容を解説してくれます。いやー、面白い。

マネロンの仕組みがよく分かりました。いい本です。

今までよくわからなかったマネーロンダリングの現場が、細かく描かれていて、非常にスリリングに感じる。ただの物語としても楽しめるし、金融界の問題を知る上でも役に立つだろう。金融知識がなくても読める好著である。

まじめにお金を考える本。センセーショナルなタイトルがついているため、電車内で読んでいれば一目置かれること請け合い。

大企業が巻き込まれた国際詐欺で行われていたマネーロンダリング手法や、日本の政治家のために開発されたマネーロンダリングツールなど、さまざまな事例がテンポ良く描かれている。

最高です。橘玲さんの本はほとんど読んでいるのですが、いつも面白いです。全部を理解するのは難しいですが、この国のありかたなども含めて、読後感はいいです。

実に興味深い話が続々出てきます。闇社会から表に復活するゼニのからくりの一端が見えてきます。全貌はさらに複雑怪奇なんでしょう。

今の生活では別世界の話ですがとてもおもしろい内容と思います。 余裕がある方は一度体験してもよいのでは。

まあ、面白かった。所詮は新書ですから、これでマネーロンダリングの全容が理解できるものではありませんけど。こんな世界もあるのかと。

著者の本のファンですが、いつも面白く読んでます。今回のは、現実に近い話が多くてよかったです。

マネーロンダリング天国（少なくとも以前は）日本の実態がよくわかりました。割引金融債の生まれた経緯なんて本当に腹立たしい。

早い対応、丁寧な梱包で好感の持てるお店です。

マネーロンダリングが素人でも簡単にできることを教えてくれた本。海外投資家が株を売っている・・・といっても、実際には日本人の個人の購入もあるということを教えてくれた本。あっと驚くカシオの詐欺事件。いろいろ読みどころがあります。

とてもいい買い物をさせていただきました、ありがとうございました。

橘さんの本は結構読んでいるほうなのですが、今回はちょっと「？？？」です。 ブックオフで中古本105円で売られているのを見かけてショックだったのもあるのかなぁ。

いろいろな事が書いてありすごいと思いました。 やりませんけどｗｗ

橘さんの著作は一度経済人なら読んでみて欲しいと思います。