数年前に流行りましたね、この本。 が、その時は読まず、今頃になってみて手に取りました。 筆者の定義によると、私は見事に「負け犬」の部類に入りますので、ちょっと身が切れるような思いもしつつ、沢山笑わせて頂きました。 自虐的でありながら、かといって悲観しすぎるわけでもなく、軽妙に飛ばしてくれます。 酒井女史の書く文章は、少々古風な言い回しなのですが、そこがまた笑わせます。

負け犬というインパクトある言葉に一時期話題になりましたね。作者と世代が同じなので共感できる部分もありましたが、都会のお嬢様と田舎のおばさんとではやはりちょっと違う部分も感じられ、考えさせられる一冊でした。

ずっと気になっていたのですがなかなか購入にいたりませんでした。何冊かこの筆者の作品を読んでからにしました。 女性の内面をえぐっているのでベストセラーになるのも頷けますがあまり内容に執着しないほうが幸せでしょう。 ただ主婦として感性が鈍くなってきた現在、同性の友人との付き合い方の指南としては参考になります。

文庫になったので読んで見ました。自分自身も負け犬歴10年なのですが、読みながら「これは自分のことか？」という部分がたくさんあり、読みながら笑いをこらえ切れませんでした。 「負け犬」であることで、そんなに肩身の狭い思いをすることもないんだよなーと、改めて思いました。もちろん、自慢できることでないのも重々承知ですが。

世の中に負け犬ブームを起こしたこの本！でも、「負け犬」って言葉だけが注目されてしまいましたが、実は「負け犬」の「負け」は「負けるが勝ち」の「負け」なのではないでしょうか？ 酒井順子さんの著書を読むと、力のあるものに対して正面きって戦うのではなく、ちょっと角度を変えてやんわりと（でも実は戦っている）攻撃するような、スマートな頭の良さを感じます。 でもきっと、正面きって嫌味を言ったり、相手を打ち負かせたり、力で相手を組み伏せるようなやりかたしか出来ない人は、この本を手に取らないのかもしれません。

文庫になったので購入しました。 私も立派な負け犬だし、周囲も負け犬が多数生息しています。あー、あるある、と身につまさる部分も多いですが、それを面白おかしく笑い飛ばせる余裕を感じさせる本だと思います。 メスの負け犬だけではなく、オスの負け犬の方、そして勝ち犬の方にも読んで頂きたい一冊です。

いろいろと考えさせられました。良かったです。

29歳独身、微妙なお年頃の私ですが、そんな女性の気持ちを絶妙に描き、そして日ごろ思っていても口に出さない事を爽快に書いてあります。 早く結婚したくなりました。

あぁ～あるあると笑いながら読んでしまいました。これは私にも素質が十分にあるということか・・？(笑) 負け犬(雄)との対談もおもしろかったです。

文庫化されたので購入。 著者の定義する負け犬、またはそれに近い人は、読みながら笑えて仕方がないと思います。 買って損は無いと思います。

さすがに、売れただけあってよく「わかってる」なという印象です。独身女性を褒めもせずけなしもせず、淡々と分析した本です。勝ち負けに拘ることこそ、作者の思う壺ですね。

定番の本かもしれませんが、ふと思い立ったときに読むとおもしろいですよ。

遅ればせながら、やっと購入。「わかるわかる」と思いながら、一気に読みました。この作者と同年代の方なら、共感するところがとっても多いと思います。

鋭い指摘で未婚女性を斬ってゆくのが、大変面白かった。