サラ・ブライトマンは、現在の音楽シーンにクラシカル・クロスオーバーというジャンルをもたらした第一人者ですが、2006年に発表されたこの『DIVA~The Singles Collection』ではポップスを中心にベスト・ヒット曲から選曲されており、誰でも一度は聴いた事がある曲があると思います。
選曲は『タイム・トゥ・セイ・グッバイ/Time To Say Goodbye(Timeless)』('97年)、『エデン/Eden』('99年)、『ラ・ルーナ/La Luna』('00年)、『ハレム/Harem』('03年)の 4作品からが中心ですが、ユニバーサルミュージック時代の『ファントム・オブ・ジ・オペラ/Phantom Of The Opera』('86年)、『アンドリュー・ロイド・ウェバー・ソング・ブック/Sings The Music Of Andrew Lloyd Webber』('92年)やエンジェルレコード(EMIミュージック)移籍後の『クエスチョン・オブ・オナー/Fly」('96年)などからも収録されています。
何より、世界屈指の美しいソプラノを軸としたクリエイティブな表現力は、聴いていてとても癒されますし、サラの20年間の集大成という意味でも素晴らしいと思います。