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- he_businpapaさん
- 40代 男性 購入者 レビュー投稿 106件
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4
2018-10-17
- 格差の問題は意識の問題なのかを考える
- 「年収300万円、貯金ゼロ、フリーター願望・・・」という衝撃のキャッチコピーで一世を風靡した一冊ですが、出た当時に読んでいました。そして、その時に誤読をして相当に落ち込んだ記憶があります。
新聞などの「平均賃金」を見ていると、そんなんにもらっていないという印象を受ける方が多いのではないでしょうか。月収しかり、ボーナスしかりですが、自分の収入が報道される「平均」に届いたことがありません。新聞テレビでの「平均」は、一部の大企業の正社員の平均だからです。
昔読んだ時の誤読も、そうした報道を真に受けていて政府がHPで発表している全体の統計を見ていなかったことが、原因でした。世帯年収で700万円くらいないと、まともに生活できないというようなことが書いてありましたが、それを個人年収と勘違いするという大変な誤読でした。
さて、著者の三浦展氏は、一橋大卒業後にパルコ・三菱総合研究所を経て独立しカルチャースタディー研究所を設立。家族、消費、都市問題などを横断する独自の「郊外社会学」を展開している。主な著書に『下流社会』『下流同盟』『ファスト風土化する日本』『東京は郊外から消えていく！』などです。
初版が2005年で、13年前に書かれた本ですが、提起された問題は今でも解決に向かっていない。それどころか、格差は拡大し固定化に向かっている。日本は高度経済成長期からバブル崩壊まで培われてきた、1億総中流意識（実際はそうでもなかったようだが）が崩壊に向かっている。本書の「はじめに」では、「「中流化」から「下流化」へ」という見出しで、中間層の意識が「下」向かっていることを指摘している。ここで言う「下」の意識とは、「食うや食わずの状態」ではなく、「何か足りない」という程度のものだと筆者は指摘している。
第1章 「中流化」から「下流化」へ
第2章 階層化による消費者の分裂
第3章 団塊ジュニアの「下流化」は進む！
第4章 年収300万円では結婚できない!?
第5章 自分らしさを求めるのは「下流」である？
第6章 「下流」の男性はひきこもり、女性は歌って踊る
第7章 「下流」の性格、食生活、教育観
第8章 階層による居住地の固定化が起きている？ - このレビューのURL
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4
2006-03-02
- 「さおだけ屋」と迷ったのですが、最近頻繁に「下流」という言葉を耳にするようになったので、こちらを購入。冒頭に下流かどうかをチェックするページがあるのですが、チェックの結果私は下流に入るらしい。ただ質問の内容からすると、誰が答えても「下流」になる確率が高いかなとも思いましたが…。階層社会なんて日本には無縁のものかと思っていましたが、今や着実にその傾向があるのは否めないと思います。終身雇用制が崩壊しつつある今、中流層というのが激減して、上流と下流に二極化するのは避けられそうもないなとこの本を読んで感じました。タイトルだけ見ると固そうですが、意外と読みやすかったです。
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5
2006-01-22
- 過去１０年ほど２極分化が進んできている。その中で個性を活かす教育が行われ、若者は親のすねをかじり、自分の夢を追っている。
また、女性も経済的には自立し、今を優雅で気ままな一人暮らしを送っている。
こんな状態で３０年後日本は一体どうなるのか、キャリアを持たない人間と、１人暮らしの高齢者だけになってほとんどの人間が下流になっているかもしれない。
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5
2006-12-06
- 貧富の差って嫌ですよね〜現実は平等じゃないし、努力とチャンスを手にしたものが上流にいき〜努力も気力もない人間が下流に堕ちるんだな〜と思いました。
書かれている内容が自分のコトみたいで、読んでいてつらかったです。まわりが下流ばかりなので〜それが普通になっていたので少し考えるきっかけになる本になりました。
正社員であり、今の生活に何の不便も感じませんが〜少し生き方を考え方が変わる本になりました。
自分が下流だと思う方！是非読んでみてください。 - このレビューのURL
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- Blue Starsさん
- 40代 男性 購入者 レビュー投稿 286件
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5
2006-03-28
- 今の日本で格差が拡大していると感じている人は多いと、新聞社の調査などでも、報じられているが、この本は、調査結果に基づいた綿密な分析になっている。読みながら、自分はどんな一生を送るのか、考え続けた。
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5
2006-03-18
- 読み物としては物足りないかもしれない。マーケティング調査の報告書のような内容が多い。PowerPoint にして表とグラフと箇条書きの説明にしてくれたほうがまったく時間をかけずに理解できる。
著者の考察ももちろんある。徹夜明けの仕事帰りに、開店二時間前のパチンコ屋に並んでいる若者を見るときの心つもりが変わるような気がします。
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- tchiroru17さん
- 20代 女性 購入者 レビュー投稿 1,925件
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- 購入者さん
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- tarrytown5032さん
- 40代 男性 購入者 レビュー投稿 276件
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5
2006-01-22
- 漠然と感じていたことが一冊にまとまっていて、会社の同僚に薦めてしまいました。
特に東京都下に生まれて、公立の学校を卒業して、家の近くの大学に入学して生活に満足してしまうと、都内の盛り場に敢えて寄り付かなくなるとの指摘は、結構当たっているのではないかと思います。
確かにある程度満足すると、敢えて上を目指しませんから。 - このレビューのURL
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4
2006-01-11
- ここの出版社のビジネスモデルである「タイトルで売る」の典型だと感じました。
掲載されているデータは、古いものやN数が小さすぎるものなど、ややうさんくさいものがあるが上手く話を持っていく論法の面白さと、本文中に「下級ではなく中級の下の方」と言い訳している点でチャラではないでしょうか。
価格と内容はバランスが取れていて面白い読み物でした。 - このレビューのURL
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- 購入者さん
4
2006-01-04
- とても興味深く読みました。読み物としては面白いと思います。調査分析の対象抽出に関する根拠が書中では明記されていない点（以前の著作を参照するように記載はありましたが…）や理論展開にもう少し明確な論拠があると、さらに価値のある１冊になったのではないかと思います。おわりに下流社会化を防ぐための提言がされていますが、とても考えさせられる内容でした。
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4
2005-12-26
- グラフやデータなどが多く、参考になるという人ともっと面白い文章で書き綴って欲しいのに・・・という惜しさがある。『下流社会』とは著者の造語なのだが、『負け犬』同様にインパクトのある言葉として脳に焼き付けられる気になる言葉の一つとなった。物質的に豊かであっても、中身が下流な人間の存在についての定義は、面白いし自分はどうなのか？そうならないためには？とても考えさせられる読み物。
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5
2005-12-15
- 面白いです。
私たちの子どもが大人になる頃には、ますます「貧富の差」が広がってそうだよね〜、なんてぼんやり思っていましたが、これを読んで、その事に確信を持ってしまいました。(＾＾;)
主人にも、「面白いから読んでみてよ」と奨めたのですが、彼曰く、「読み進めば進むほど、自分がつくづく下流だと気づかされて、嫌だ･･･」と言ってなかなか読んでくれません。笑。 - このレビューのURL
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5
2005-12-03
- 今話題の「下流」というタイトルにつられて買いましたが、内容も思わず「そうそう、」と思うことばかりでおもしろかったです。
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4
2005-11-10
- たくさんのデータに基づいて、鋭い分析をしています。
所得の伸びが望めない現代で、「自分らしさ」や「個性」を追い求めていると、結果としていつまでもフリーターを続ける危険性が高いと忠告しています。
人気漫画「ドラゴン桜」からの引用もあり、面白い内容です。
内容が盛りだくさんなので、関心のあるところだけを読んでも役に立つ一冊です。 - このレビューのURL
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