ザ・スニーカーで連載中の「レイセン」を2~3話読んで面白かったので、その前々作にあたるというこのシリーズの第1巻を購入しました。面白ければ続きを買うと言うつもりで。
実際に読んでみると、非常に面白かったです。読み終わったその日のうちに続きの6巻分を発注しました。
物語の世界観は、現代の裏側で今もなお動いているオカルト集団の存在、という感じですか。ただし、この作品自体はコメディー色が強く、少なくともこの巻ではオカルト要素自体が話の中心になることは少ないです(ラストの方では少し増えますが)。主人公の不遇さには哀愁を感じますが、それもこのコメディー調子の中ではネタにしかならないかも(笑)。
難があるとすれば、終盤のストーリー展開が急なことでしょうか。一気にシリアス度が上がり、無茶な力で敵をねじ伏せています。とは言え、全体がコメディー調子なので、こういう無茶な終わり方もありといえばありです。