巨大企業、巨大産業に依存する街の構造が描かれた大作。大企業と下請けからなる街はこうした問題を多かれ少なかれ抱えているかと思うと少し不安になりました。

池井戸潤さんのファンの家族に頼まれて、購入しました。興味深い内容だったようです。

2003年の作品とは思えない！いま現実に起きてもおかしくない問題で、楽しくて一気読みした！流石池井戸さん。

★女子高生・麻紀の父が経営する会社が破綻したー。かつて商社マンだった社会科教師の辛島は、その真相を確かめるべく麻紀とともに動き出した。 ★やがて、二人がたどり着いたのは、「円」以上に力を持った闇のカネによって、人や企業、銀行までもが支配された街だった。 【お勧め度】★★★★★ 江戸川乱歩賞受賞第一作『Ｍ１』を改題。

池井戸潤にハマって、読み出したら止まらなくなりました。

「下町ロケット」で直木賞を受賞した池井戸潤氏の初期の作品で、2000年3月に江戸川乱歩賞受賞第一作『Ｍ１』を改題して文庫化されたものです。バーチャルな世界で一時期もてはやされたものや円天などの事件を思い起こさせます。こうしたテーマは、いろいろな作家が作品化していますが、池井戸氏ならではの視点が生きていると思います。

地方の企業城下町で本当にありそうだけど、さすがになさそうな、でも、あってもおかしくないという設定がユニークで面白い。とにかくそれに尽きるという感じです。

本書は、人気作家、池井戸潤氏による作品で、江戸川乱歩賞を受賞した傑作です。内容は、女子高生の麻紀の父親が経営する会社が破綻したことで、麻紀の学校の社会科教師である辛島はその真相を明かすべく、麻紀とともに調査に乗り出します。そこで明らかになったのは強大な力をもった架空の通貨だったのである。今でこそ、仮想通貨などが現実となっていますが、本書が発表された当時はまだそのような兆しもなかった時代です。そんな中で本書のような題材をモチーフとして小説に仕上げられた池井戸氏の慧眼に感心してしまいました。

池井戸作品のﾃﾚﾋﾞﾄﾞﾗﾏの影響で､この作者の作品を読み始めました｡出張中の移動時に読んでいます｡ まだ､読めていませんが､早く時間を作って読みます｡楽しみです!

中盤のドキドキ感は、読みごたえがありました。 結末がもう少し…

池井戸潤作品の愛読者です。この架空通貨という物語、面白いと言えば面白いが、いまいちといえばイマイチといった感じか。しかし、あっという間に読了してしまう筆力はさすがです。また、お金の本質とは何かを考え、学べる知識が、詰まっていて、大変勉強になる。

池井戸潤作品が好きで、購入しました。この作品は面白かったです。

全然問題無しです。ありがとうございました。

かなりお金の重要さを考えさせられます。1枚の架空通貨から話が進行していくのがかなり面白い。

話の展開が気になり、徹夜で読んでしまいました。 池井戸作品はこれまで6冊ほど読みましたが、どれも面白いです。

購入してすぐに送って来ました。 次に読もうとしているので、まだ内容が分かりません。

タイトルが短く収まっていてとても内容も面白いです。

タイトルに引かれて購入しても成功でした。

池井戸さんの作品は、どれをとってもおもしろいのであっという間に読み終わってしまいます。

最近の池井戸作品を読んでいましたが、初期の作品を読んでいなかったので購入しました。 テーマはちょっとありえないかなと思いまいたが、お話としては大変面白く読ませていただきました。 あと数冊読んでいない作品あるのですべてを読破したいです。

著者の作品はほとんど読みました。「下町ロケット」の直木賞がきっかけでしたが銀行を舞台にした作品は現実感が有り大変おもしろかった。

一種の金融小説なのでしょうが、現実には起こりにくい状態を描いているので、同一作者の他作品にみられるいわば写実的な味わいとはちがいます。 でもまぁ、なかなかに読み応えのある長編でした。

ストーリーの展開は非常に面白く、１日で読んでしまいました。他の池井戸作品も読んでみたいと思いました。 ただ、現実と照らし合わせた場合、こんなことが本当に起き得るだろうかとの疑問が生じました。

「銀行ﾐｽﾃﾘｰ」という新境地を開く著者ですが、この話に登場する主人公は高校教師。しかしながらその活躍する舞台は金融を舞台としたｽｹｰﾙの大きいもの。 最後にすべての虚構が崩れ去る姿は圧巻です。

自分たちだけのために，勝手にお金を作ったらどうなるか？銀行を追われた主人公が独特です。

迅速に送ってくれました。まだ読んでいませんが、楽しめそうです。

ストーリーの展開が素晴らしい。のめりこんで一気読みしてしまいました。池井戸作品にはまっていますが、ハズレは一冊もありません。この作品は、めずらしく主人公が銀行員ではありません。けど、おもしろかった。

公正取引委員会がなぜ動かない、というのがずっと頭にこびりついて、違和感を持ちながらしか読めなかった。（倒産した会社が訴えないわけ無いだろうに・・・。）